正社員1名以上雇用している場合は、人材確保等支援助成金(雇用管理制度助成コース「健康づくり制度」)はいかがでしょうか?
人材確保等支援助成金(雇用管理制度助成コース)は、社員の待遇改善により離職率を一定の割合に引き下げることで助成金が支給されます。
まず最初に、「計画書」を作成します。この計画書において、「雇用管理制度整備計画期間」を設定し、計画期間内で実施する制度を決めます。ここでは「健康づくり制度」についての制度で説明します。
「健康づくり制度」は、健康診断等法定の検診制度以外に福利厚生において、会社がその費用の半額以上を負担して、がん検診、腰痛健康診断、歯周病検診など一定の検診等を正社員全員に受診させると申請が可能になります。
この中でおすすめは歯周病検診です。
検診料も安価で、歯科医院の数は比較的多いので上記検診の中ではハードルが低いかと思います。なお、受診が終わっても、助成金は申請できず、目標の離職率まで離職率を引き下げなければなりません。 注意しなければいけない要件として、当然、法律上に定めている毎年定期健康診断を実施していなければなりませんし、正社員であれば、社会保険(厚生年金保険、健康保険)に原則加入しており、毎月保険料を納めていることも必要です。
また、計画開始前日から6月前から計画期間末日まで解雇等をしていたら申請できません。 低下させる離職率目標値は、雇用保険加入者が、10人未満で15%、10人以上30人未満で10%など、雇用保険加入者数により異なります。
離職率目標達成助成金額は57万円(一定の場合は72万円)となります。
正社員が1名以上いれば、申請が可能になる可能性がある助成金なのでおすすめの助成金です。
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